オスグッド・シュラッター病 脛骨結節骨端症 NSAIDの使い分け

O先生: オスグッドは、どうされますか?
私は、軽い場合は、オスグッド用のバンドを使用して、痛くない程度はさせています。ただ、痛みが強かったり、エコー上骨端線がぱらぱらし、ドップラーで血流が増大している場合は、とりあえず走るのやジャンプ、下半身のスクワットを2週間やめて、上半身の筋トレ、下半身は、腰、膝、足関節のストレッチング、お風呂後の大腿四頭筋のストレッチング、後は膝蓋骨を伸展位で、遠位の方に押して膝蓋骨が動きやすくなるように膝蓋骨のストレッチングをさせる。大腿四頭筋の等尺訓練(痛みが強くなければ)後は外用剤くらいです。
 ただ、子供ですのでどれくらい実行できているか不明です。
 内服はカロナールまたはロキソニンを頓用させます。後は経過を見ながら判断していますが、途中で来られなくなる場合がほとんどで、どうなったか分からないケースが多いです。
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> ※骨折治癒促進用の超音波、アクセラスも有効です。
> これも効きそうですが、私は持っておりません。難治性骨折で使うようですが、難治性骨折の治療実績がないと、点数化できず、買い取りはなく、レンタルだけと帝人さんに言われた記憶があります。

私:オスグッドは、もっとも重要なことは、遊離骨片を作らないことだと思います。

痛みがなく、画像である程度骨形成されるところがゴールですね。

先生のリハには賛成します。

練習量については、やりすぎないことを強調します。

ある程度の癒合まで、おそらく4週程度、走る、ジャンプをやめさせます。

骨折治癒での骨形成過程を考えると、2週で軟骨ができ、3-4週で骨化すると考えています。

初期で、歩行でも痛みがある時、1週ほどNSAID内服させます。

こういう場合、ロキソニンは使いません。

ここで寄り道 NSAIDについて。

ロキソニンは頚椎、胸椎、腰椎由来の急性期疼痛で、運動制限があるような場合に、よく68と併用して使います。あと肩関節の急性期。
朝、遅めの昼、寝る前、と使うと24時間、ほぼOKです。

それ以外では、やや長時間作用する、ハイペン、モービック、レリフェンを使います。

セレコックスは薬価が高いのでハイペンです。

オスグッドでも、アクセラスを使います。シグマックスでリハ機器として購入でき、さほど高くありません。
点数としては消炎鎮痛処置ですね。週2-3回、毎日の通院もよいとしています。

4週ごとレントゲンで追います。

画像、痛みを見て、圧痛、叩打痛で、運動開始時期を探ります。

今まだしていませんが、エコーでの評価が可能かもしれません。

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