四十肩、五十肩、肩関節周囲炎、凍結肩2024

医師でない知人からの相談を受けました。

五十肩と呼ぶんでしょうが7か月を越えた状態で、ステロイド注射とPTの治療をしているが改善しない。治療法はあるんでしょうか?

答え

痛みと動きの制限がある状態と仮定して話をします。

夜間痛で眠れない場合もあります。

俗に四十肩、五十肩。

肩関節周囲炎、凍結肩と言ったりします。

私の理解と、治療の話をします。

肩は多くの筋肉があること、前に1本(筋皮神経)、後ろに2本の神経(腋窩神経、肩甲上神経)があり、これらが絡んで痛みのもとになります。

ほとんどの場合、肩の力み、肩に力を入れて、筋を傷つけて起こります。

肩や、膝、股関節など、大きく動く関節は毎日1回はフルに動かしてあげないと硬くなります。肩も痛いと思いつつ、動かさないと、中でくっついたり、硬くなったりします。

それが重なると、凍結肩になります。

基本は温めて動かすこと。

基本の体操は、コッドマン体操とコノリー体操です。

検索してください。

自力で、改善が難しい場合、リハスタッフが助けて動かします。週1-2。

痛みについては、リハビリでは温熱や電気刺激。

内服は漢方薬。

よくいにんとう 朝 そけいかっけつとう 昼 けいしかじゅつぶとう 夕(夜間痛ある時)から始め、動きの痛みが減ってきたら、

そけいかっけつとう 朝 けいしぶくりょうがんかよくいにん 夕

を使ってます。

2週飲むと、痛みが30-40%減ります。

動きの制限や痛みが続くとき、痛い所を触診で探し、硬くなっている痛い所を、超音波ガイド下ファシアリリースという注射をして、痛みと硬さをとります。

早いと3ヶ月ぐらいで90度までしか上がらない人が、ほぼ治ります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする