腰痛体操の変遷

1994年開院時から、運動療法を中心にリハビリをしてきました。

開院当初は、腰痛体操は、「膝かかえストレッチ、仰臥位の上体起こしの腹筋、伏臥位での上体そらしの背筋」でした。それらは今でもパンフレットで散見します。

その後、腹筋は、脊椎の屈曲の負担、椎間板内圧上昇、を減らすため、肩が少し持ち上がる程度になりました。

背筋は、脊椎の過伸展を避けるため、お腹の下にクッションを入れ、水平まで上体を持ち上げる形になりました。

その後、さらに、背筋は、負担を減らすため、仰臥位で、腰をほんの少し持ち上げる運動に変更しました。この方が、はるかに楽です。

2008年 Shinoさんの美腰体操の中の、腰回しが、体幹筋訓練に使えることを知ります。

床やマット、ベッドに横になることなく、立位のままで筋トレができます。

2018年から側弯のための体操療法を追求する中で、さらに新しい運動が生まれてきました。

そして現在、2022年から、体幹筋力訓練として、4つの運動を選び、指導開始。

骨盤ひねり 側屈、腰回し、モンキーポジション。

全て立位で行うので、手軽にできます。

筋トレと同時に、脊柱をまっすぐ保つ、支える、正しい立位姿勢を作れます。

参考:

ガラパゴス整形外科医の腰痛予防のための楽々!体幹トレーニング : いつまで、ツライ体幹トレーニングをするんですか?

https://amzn.to/3QPDSFT

膝抱えストレッチは今でも現役です。

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