膝を曲げると裏が痛い 膝窩痛の分析 膝窩の圧痛点

>本日は、74才女性。1月中旬より、左膝の関節痛が出現。立ち上がり時に内側関節裂隙に痛みが走ります。その後に、左下肢の牽引痛が時々あったそうです。痛みは一時的で、すぐに良くなったそうです。229日にお茶会の受付で長時間立位をしてから、左関節痛が増大。それと左臀部から左下肢の牽引痛が出現。32日には膝を曲げると痛む,伸展は痛みは軽減すると来院。左膝に軽度水腫あり。左膝内側関節裂隙に軽度の圧痛あり。膝を屈曲すると、膝窩部が痛むそうです。伸展時は痛みなし。膝窩部を見ると、どうも圧痛は腓腹神経のようです。腓骨神経部の疼痛はよく見ますが、少し珍しく感じました。ベーカーシストや、膝窩筋や腓腹筋の異常はありません。曲げると腓腹神経部が痛むようです。少し重積ぽいのが見える気がしました。本人希望もあり、同部をリリース。屈曲時の痛みは改善しましたので、やはり腓腹神経のようです。エトドラク分2,漢方2025を朝夕としました。腰椎レントゲン上はL4/5とL5/Sにやや狭小化有りますが、腰部に圧痛無し。臀部もハッキリした圧痛無し。SLRも陰性でした。

病態としては、左荷重で、左の腰、膝に問題。右荷重を指導。

熱感はどうでしょうか?

関節の(つり)痛みについては、漢方18+125, 18+53, 跛行になるぐらいなら68を考えます。

膝窩の圧痛は

外側、中央、内側と触り

中央は近位へ追います。大腿後面中央まで。

外側は腓骨後方で中央まで、内側も下腿後面中央目で追います。

よくあるのは、外側と、内側3-5cm遠位の圧痛。

LJS, PF外側の関節炎では外側が多いし、MJS, PF内側の関節炎では内側遠位が多い。

血管を確認し、その浅層まで重積をリリースしていきます。

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