漢方薬の飲み方 服用回数

私は、朝昼晩と全て異なる漢方薬を処方することが多くあります。
自称 ごちゃまぜ漢方と呼んでいます。
実は、かなり効果的です。
1日1包でもかなり有効というのが実情です。

一般的な漢方の常識からは外れています。
複数処方した時、ある生薬が多くなりすぎるとか、何が起こるかわからないとか。

しかし、食事でも、多くの種類の食材を食べます。
注意すれば問題ないはずです。

一方、漢方薬は少量、たとえば1日1回では効かないのか?

では、本来、漢方の内服回数はどうなのか?

そう思ったので調べてみました。

出典:一般用漢方処方の手引き 薬業時報社 昭和50年

この本に服用回数が書かれていたものだけを列挙します。
以下に書かれていないものは、特に指定がありませんでした。

指定は1日3回が多いのですが、頓服と書かれたものもありました。
1日5回というのもありました。
酒と一緒に飲む指定があるものもありました。

薬品名が、ひらがなで すみません。

安中散 1日2-3回
胃苓湯  1日3回

いんちんこうとう 1日3回
いんちんごれいさん 1日3回
おうれんげどくとう 1日3回
かっこんとう 1日3回

かんきょうにんじんはんげがん 1日3回 1日2、3回
かんぞうとう 1日2回

ききょうとう 1日2回 (1日2,3回)
きょうせいはてきがん 1日数回
けいかんがん 1日3回
けいしぶくりょうがん 1日3回
けいしぶくりょうがんかよくいにん 1日3回
けいひとう 1日3回
こうそさん 1日3回
ごしゃじんきがん 1日2-3回
ごれいさん 1日3回
さいこけいしかんきょうとう 1日3回

さいこせいかんとう 1日3回
さんおうしゃしんとう 頓服
さんそうにんとう 1日3回
しぎゃくさん 1日3回
しもつとう 1日3回
しれいとう 1日3回
しゃかんぞうとう 1日3回
しゃこさいとう 1日2-3回
しゃくやくかんぞうとう 頓服
じゅうみはいどくとう 1日3回
じゅんちょうとう 1日1-3回
しょうきょうしゃしんとう 1日2-3回
しょうさいことうかききょうせっこう 1日3回
じんれいびゃくじゅつさん 1日3回
だいおうかんぞうとう 1日1-2回
だいけんちゅうとう 1日2-3回
だいさいことう 1日3回
ちょういじょうきとう 1日1-2-3回
ちょれいとう 1日3回
とうかくじょうきとう 1日3回
とうきさん 1日2回 酒で
とうきしぎゃくとう 1日2-3回
とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう 1日5回
とうきしゃくやくさん 1日3回 酒で
にんじんとう 1日3回
はいのうさん 1日1-2回
ばくもんとうとう  日中3回 夜1回
はちみじおうがん 1日3回 1日2回酒で
はんげこうぼくとう 日中3回 夜1回
はんげしゃしんとう 1日3回
ぶくりょういん 1日2−3回
ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう 1日3回
ぶくりょうたくしゃとう 1日2−3回
ぶくりょうかんとう 1回量を数回から10数回に分けて
まおうとう 1日3回
ましにんがん 頓服 あるいは1日2-3回
ろくみがん 1日3回 冬は酒にて

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